HANDS-FDF (Faculty Development Fellowship) - Faculty Development とは
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アメリカ臨床留学への道から
http://www.scribd.com/doc/240957/FD-
新英和中辞典
1fac・ul・ty /f?k(?)lti/→
−
1a 〔ある特定のことをする〕能力,才能 〔for,of〕《★【類語】 ⇒→ability 2》.→
b 〔+to do〕〈…する〉能力.→
2 〔身体・精神の〕機能 〔of〕.→
3 (大学の)学部.→
4 [集合的に]
a (学部の)教授団 《★【用法】 集合体と考える時には単数,構成要素を考える時には複数扱い》.→
b 《米》 (大学の)全教職員 《★【用法】 a と同じ》.→
?ラテン語「実行する力」の意; FACILE と関連語?
語源
http://www.etymonline.com/index.php?term=faculty
faculty
1382, "ability, means, resources," from O.Fr. faculte´, from L. facultatem (nom. facultas) "power, ability, wealth," from *facli-tat-s, from facilis (see facile). Academic sense was probably the earliest in Eng. (attested in Anglo-L. from 1184), on notion of "ability in knowledge." Originally each department was a faculty; the use in ref. to the whole teaching staff of a college dates from 1767.
米国におけるfellowship, FD, FDF(参考)↑
Fellowship(フェローシップ)とは↑
フェローシップとは医師が自分の希望する専門分野でのレジデンシー終了後、さらにその分野のなかで特定の分野を専門 (subspecialty: サブスペシャリティー) にするために進む研修のこと。レジデンシーが最初に受ける研修であることに対し(初期研修)、フェローシップは後期専門研修に当たる。内科医の場合はレジデンシーで内科全般の研修を受け、消化器内科、心臓内科などの臓器別専門はフェローシップで研修を受けることになる。レジデンシーで研修中の医師をレジデントと呼ぶのに対し、フェローシップで研修中の医師はフェローと呼ばれる。米国ではほとんど全部の医学部卒業生がなんらかのレジデンシーで研修をするのに対し希望者だけがフェローシップに進む。またレジデンシー終了後数年働いてからフェローシップに進む医師もいる。
Faculty Development (ファカルティー・デベロップメント:FD) とは↑
FDに対して日本語訳は確定していないが、医学教育者養成もしくは教育者の教育能力開発という言葉が使われている。またFDという英語自体もそのまま定着しつつある。「優れた医師は必ずしも優れた教育者ではない」、「教える技術は生まれつき持ち合わせるものではなく系統的に他人に教える/教わることができる」、「成人は小、中学生とは違った方法で物事を習得する (Adult Learning Theory)」という中心的概念のもと、次第に盛んになった体系的に医学教育者を養成する活動がFDである。「医師を教育すること/いかに教えるか/教育技術の向上/指導医として成功する事」がテーマであればどのような形態であってもFDと呼ぶことができ、病院の教育スタッフが共同で自主的に行う月1回のワークショップ、医学教育に関連する文献を自分で読む等もFDであり、日本では年に1回富士山麓で行われる医学教育者のためのワークショップもFDと呼べる。
FD Fellowship (FDF:ファカルティー・デベロップメント フェローシップ)とは↑
内科、小児科、家庭医療学科といったプライマリ・ケア領域を中心として、大学医学部やレジデンシーでの教育スタッフを効率的に養成するための研修として各地に設立された。フェローシップと呼ばれる場合一定期間それだけを行うことが一般的に前提としてあるが、その実施形態はさまざまで、約3ヶ月仕事を休んで集中してコースを受けるものや、数カ月に渡って週末だけを利用してふだんの仕事に差し支えないように行うものもあるが、最も良く見られるものは、1年もしくは2年間そのプログラムにフェローとして在籍しFDを受けるケースであろう。このタイプのフェローシップを修了した場合は研修期間、内容の量と密度からしてその他の臓器別のフェローシップとなんら変りがないので、腎臓内科や、小児血液、などといった専門と同レベルに考えられるべきである。
家庭医学の研修を終了した場合、進むことのできるフェローシップとしてFDの他には老人医学、スポーツ医学、へき地医療、リサーチ、公衆衛生、ハイリスク産科等が代表的であるが、(詳細は、アメリカ家庭医学会のリストhttp://www.aafp.org/fellowship 参照)FDは現在37のプログラムがあり、これはスポーツ医学の48に次いで2番目に多く、老人医学フェローシップの28を優に凌いでいる。(2001年3月現在)
フェローシップが2年間の場合はほとんどがパートタイムで地域の公衆衛生大学院に通うことができ、大半は公衆衛生学修士 (MPH: Master in Public Health)、また一部ではその他の修士 (M.Sc. in biostatistics / epidemiology: Master in Science, M.Ed.: Master in educationなど)を取得でき、同時に研究のプロジェクトも完了することが求められている。
実施形態はともかくFDフェローシップに共通するのは教育学の専門家(Ph. D. in education, Ed. D.)が通常研修カリキュラムや実際のフェローの教育に関わっていること、またフェローシップの間に医学部学生や、レジデント、もしくは開業医、患者などを対象に教育のプロジェクトを企画、作成し、実際に運用、そしてその成果の発表が求められることであろう。単に医学教育における修士などの学位を取るために大学/大学院に通うこととは、実際に学んだ知識、技術を実践する現場がある、という意味で格段に違うと言える。
フェローシップを行うことのもう一つの利点は自分が講議、その他の教育活動、研究発表を行う時に、多くのフェローを送りだしてきた教育者養成専門のスタッフがその場に居合わせて、直後にフィードバックをかけてくれることであろう。当然彼等はフィードバックを与えることに関してもエキスパートであり、非常に効果的に指導をしてくれる。
確かに「教育の現場に出て数を踏めば教育の技術は向上する」という議論もある。しかし、同じ議論のもと「プライマリ・ケアは開業してから患者を多く見ればなんとかなる」と臓器別専門研修しか受けずに開業をした医師達の犠牲として長い間苦しんできたのは患者であり、それではいけないとプライマリ・ケアを一個の専門領域としてそのための教育の必要性が叫ばれ、プライマリ・ケアの研修制度が充実しつつあるのは周知の通りである。
同様に、優れた医学教育者が少なく、研究の傍らでしか医学教育をしない医師達の犠牲として長い間苦しんできたのはやる気に満ちた医学生達であり、その結果十分な教育を受けられなかった医師の診療を受ける患者がひいては苦しむこととなる。やはり効率良く、質の高い教育者を数多く排出するには教育を専門とするための専門研修が必要なのである。
