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HANDS-FDF (Faculty Development Fellowship) - スーパーマーケットツアー


Supermarket Tour:The Effect of Presentation Mode on Nutrition Knowledge and Attitudes

Ronald F.Kahn,MD;Patricia O'Sullivan,EdD;Patricia M.Vannatta,MSPH

Fam Med 2003;35(10):721-5

背景

 日常診療で栄養指導は非常に重要であるにもかかわらず、医学部生は十分な栄養に関する教育を受けていない実態がある。Arkansas大学では、15年来栄養について学習するために、医学部生や家庭医レジデントに対し、スーパーでのライブツアー学習を実施してきた。しかし、少人数でしか実施できないため、ライブツアーに変わる方法が必要になってきた。そこで、一般食品の栄養構成、さまざまなマクロ・ミクロの栄養素の必要条件?、さまざまな食品や栄養素の過剰摂取または摂取不足による疾病、どのように食品が取引され、ラベリングされ、人々の食品の選択に影響するのかを学習することを目的に、異なった方略によるスーパーマーケットを題材にした少人数、多人数のライブおよびバーチャルツアーを実施した。

方法

 医学部4年生を対象に、以下の4つのグループに分け、それぞれ違う方略で栄養学習を実施した。

1. スーパーでの2時間のライブツアー:11人
2. 少人数での2時間のバーチャルツアー:8人
3. 多人数での2時間のバーチャルツアー:69人
4. 多人数で、30分のバーチャルツアーを連続4日間:37人

評価

 知識、態度(患者にアドバイスできるという自信など、栄養に対する興味)を評価するプレテスト、ポストテスト(実習後すぐに)を実施して評価した。

結果

 2時間続けて学習したグループ(少人数、多人数とも)はいづれも、30分連続4日間の学習をしたグループより有意に知識の点数が向上した。少人数のグループ(ライブおよびバーチャル)では、多人数のグループよりも有意に自信の点数が向上した。興味に関しては有意差は見られなかった。

担当者コメント

 Kirkpatrickの評価ではレベル2learningに相当すると思います。ライブツアーでなく、バーチャルツアーでも一定の効果があったと書いていますが、カリキュラムの目的とその評価方法が妥当であるか疑問が残ります。評価項目はすべては書いてありませんでした。態度の評価としてLikertscale を使用して評価しているのですが、態度の評価というより、知識と技術の評価のような気がします。
 患者さんに栄養指導をできるかできないかは、日頃から自分自身がどれくらい食品に興味を持って接しているかによるところが大きいような気がします。興味があれば、知識がつき、実践することで技術が身につく、アドバイスもできる。興味をそそるという意味ではライブツアーはインパクトがあるのではないでしょうか。(結果では有意差がないと書いていますが)
 学習効果を高めるためには少人数のほうがいいとはよく言われますが、やはり費用対効果、時間対効果が問題になることは多いのでしょう。指導者、学習者相互に学びがある場合はいいですが、指導者にはわかりきっていることで、学習者のみが学ぶ場合(実際にはこの方が多いと思うのですが)は、教育に割く時間を捻出するのは大変なことだと思いました。
(担当:麦谷)


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